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掲載日付:2025.02.27

生まれも育ちも神奈川県の私が、縁あって離島で管理栄養士として働くようになった理由【笠利病院】

私は今地元とは遠く離れた鹿児島県奄美大島にある笠利病院で働いています。
奄美大島とは縁もゆかりもなかったなかった私をつなげてくれたのは奄美の郷土料理「鶏飯」です。




1枚目:当院の鶏飯の日の献立です!
2枚目:回転釜で作られている途中の鶏ガラスープです。きれいな黄金色✨
  ご飯に具をのせて上からスープをかけて食べます。

私が通っていた高校の食堂では月に1回ぐらいの頻度で出てくる人気メニューでした。
当時の私は鶏飯がどこの料理なのかも全く分かっていませんでしたが、とにかく大好きで毎月メニュー表が更新されると鶏飯の日を必ずチェックしていました。
大学生になってから、ふと本場の鶏飯が食べたいという気持ちになり、奄美大島へ行ったのが移住へのスタートでした。
その旅で鶏飯だけでなく奄美大島の人、文化、自然にも魅せられしまったのです。
翌年には奄美に1ヶ月間滞在しながら行うインターンシップに参加し、「大学卒業後は必ず奄美大島で働きたい」と思うようになりました。

最初は奄美大島で働けるのであればどんな仕事でもいいと思っていました。
しかし地域の高齢者たちと関わる中で、やはり食事で健康をサポートしたいと思い、病院で管理栄養士として働くことに決めました。

念願の奄美大島で働き始めてからは驚きの連続です。
病院で使う食材も神奈川県では見たことないものがたくさん出てきます。





1枚目:【ふだん草】葉がとても大きくて濃い緑色の固い白菜みたいだなって思いました。
2枚目:【ハンダマ】葉の裏が紫でハンダマのゆで汁でご飯を炊くと紫色の綺麗な色のご飯ができます!
3枚目:【しまうり】大きいキュウリみたいな感じで酢の物にして食べたりみそ汁の具にしたりします!

他にも、奄美の方言が聞いたことがない言葉だらけで最初は患者さんが話している内容がわからなかったり、台風で10日間も船が停まって食材が全然届かなかったり、、、笑

最初は戸惑いも多かったですが、1年たてば慣れてきました。
管理栄養士としても多職種との関わり、徳洲会の他病院・施設の同期と集まる研修会や勉強会を通して少しずつ成長できたかなと思っています。

今年からは外来の栄養指導に関わることになり、地域の方々により深く関わることができるので嬉しいです。
まだまだ未熟者ですが、地域の方々のお役に立てるよう頑張っていきたいです。

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