私が栄養士を選んだ理由【沖永良部徳洲会病院】
私は現在、生まれ育った島にある沖永良部徳洲会病院で栄養士をしています。
沖永良部は自然が豊かな島です。
地域の方々との交流の機会も多く私自身、町民吹奏楽やミニバレーに参加しています。
そんな私が栄養士になったきっかけは、小さい頃学校給食が好きだったことにあります。
毎日、学校の給食が楽しみで、そんなおいしい給食を作る給食の先生にあこがれを抱いていました。
「どうしたら栄養のあるごはんが作れるのだろう」
「私も誰かの為においしいと思えるごはんを作りたい」
そんな漠然とした理由から、私は栄養士を目指しました。
栄養や食事について学んでいく中で、食事は病気の予防や治療にも役立つのだと知り、病院栄養士に興味を持ちました。
そして、働くなら自然に囲まれた沖永良部に関わってきた人や島の人のために食事を通してサポートしたいと決意しました。
いざ就職となったとき、緊張と不安でいっぱいでしたが、諸先輩方より、一から丁寧に教わることができて、なんでも訊ける環境が整っていました。
入職から数か月後、台風シーズンがやってきました。
物流がストップしても、病院給食は欠かすことはできません。
毎日400食以上の食事提供をしていると、食材はすぐ尽きてしまうのではないかと不安でした。
しかし先輩方から島内の業者や余分に発注した食材を使用するなどの対応の仕方を教わり、1日3食を提供し続けることができました。
台風が過ぎ去り、一番きつかったのは物流が再開してはじめに届いた荷物がいつもの5倍だったことです。
発注されていた食材が一気に届き、空っぽの冷凍庫が満たされる一方で、終わりの見えない検品作業がとても大変でした。
また発注業務(食材注文)も任されるようになりました。
はじめの頃は、見落としや日付間違いなどで迷惑を掛けてしまうことがありました。
先輩からのアドバイスを受け、調理員さんにわからないところを聞き、回数を繰り返し模索しながら、少しずつミスを減らすことができました。
病院給食は、いつどのように急変するかわからない状態の患者さんが抱えている不安な気持ちを少しでも和らげることができると考えています。
患者さんの食事に栄養士として関われていることを誇りに持ちながら、一食一食に真心を込めて提供していきたいです。